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「ツリーマン」を救え、インドネシア政府が医療チーム結成

 この人物の様相を見ると、驚きという言葉以外には何も思い浮かばない。

 体中に「こぶ」ができたのは、10代の頃にひざに切り傷を負ってからとのこと。いぼを発生させる乳頭腫ウイルスと遺伝性疾患によるもので、免疫力が弱いためウイルスに対抗できないのが原因のようである。彼は「ツリーマン(樹木男)」と呼ばれているようだが、その手足は全く樹皮のようである。彼についての番組を見たインドネシア大統領が治療を指示したらしい。

 とにもかくにも根治を願わずにはいられないが、これからも人間を襲ってくる様々な奇病を想定する時、健全な医学の発展に期待をかけてしまうというのが人情であろう。
| 医学 | 16:23 | comments(3) | trackbacks(0) |

これで毛の悩みは終わるか。

 毛髪は、皮膚の傷が治る過程でも自然に再生して生えてくることを、米ペンシルベニア大医学部のグループが動物実験で突き止めた。脱毛症の新たな治療法の開発につながる成果で、17日付の英科学誌ネイチャーに発表される。
 同大の伊藤真由美研究員らは、毛が生えそろった大人のマウスの背中の皮膚を1〜2平方センチほど切り取って経過を観察。表皮がふさがった時の傷が直径5ミリ以上の大きさだと、中心部から毛が生えてくることを確認した。皮膚の内部では、毛根や毛根を包む「毛包」が新たに作られていた。
 この毛包を分子生物学的な手法で調べたところ、周囲にある普通の表皮細胞からできたことが判明。いったん分化した大人の表皮細胞にも、新たな毛包を作る能力があることが確認された。また細胞増殖にかかわるたんぱく質の量を調整して、毛包の数を増減させることもできた。
- 読売新聞 -

 毛がないという悩みは当事者にとって深刻な悩みである。TVでも毛髪再生に関するコマーシャルの多さは目を引くところだ。今回の研究成果は誰も損をすることのない希望の光を感じるものだ。表皮細胞から毛包を作り出すことができるようになると、皮膚さえあれば毛が復活するということを意味することになるのだろう。まだまだ臨床に至っている状況ではなさそうだが、いち早く研究開発がなされ、世から不毛?!な悩みを撲滅する契機になってもらいたい。

 それにしても明るい。極めて明るい話題であると言ってよかろう。
| 医学 | 17:42 | comments(2) | trackbacks(0) |

マゴットセラピー(ハエ幼虫による治療法)

 糖尿病などで足が壊死(えし)する「難治性潰瘍(かいよう)」で切断しか治療法のない患者に、岡山大の三井秀也講師(心臓血管外科)が「マゴット(ハエ幼虫)セラピー」という治療法を行ったところ、9割の患者が足を切断せずにすむなど高い効果が認められていることが30日、分かった。
 日本では壊死による足切断は3000例を超えるとされる。三井講師は秋にも医師主導臨床試験に取り組む予定。英国では保険医療が認められ、年間数百人が治療を受けている。
 マゴットセラピーは、壊死した皮膚にハエの幼虫をガーゼとともに固定して行う。幼虫が腐敗した部分を食べ傷をきれいにするとともに、幼虫の唾液(だえき)に含まれる物質が微生物を殺す役目を果たし、傷の回復を早める。週に2回ほどガーゼを取り換え、2〜3週間で効果があらわれる。
 三井講師はオーストラリア留学中にこの治療法を知り、平成16年に糖尿病などの合併症で足切断しか治療法のない60代の女性に日本で初めて実施。潰瘍が1週間で半分の大きさになり、患者の痛みも軽減したという。傷が完治したこの女性は3カ月で退院。切断をまぬがれた足で歩行に努めたためか、その後の糖尿病のコントロールも良好だという。
 マゴットセラピーはこれまで国内27カ所で約100例が行われ、このうち三井講師は66例を手がけた。患者はいずれも他の医療機関で「即足切断か足切断の可能性あり」と診断されたが、治療の結果、58例で傷が完治し、足切断せずにすんだという。
 治療に使うのはヒロズキンバエの幼虫。当初はオーストラリアから輸入していたため完治まで約30万円かかったが、現在は自前で育てたものを使うため費用は12〜18万円ですむようになった。それでも保険適用される足の切断手術(1カ月の入院で自己負担約8万円)に比べると、患者の金銭的負担が大きい。
 三井講師は「自分で歩くことができれば、糖尿病もコントロールしやすくなり、医療費削減につながる。全国どこの病院でも治療を受けられるようにして、1人でも多く足切断から救いたい」と話している。
-産経新聞-

 驚きの治療法と言ってさほど異論はあるまい。糖尿病での足切断を「ハエ」が救う。腐敗部分をハエが食べ、唾液に殺菌作用があるとは治療システムとしてなり精度が高いと思える。予後も良好な事例が多いようであるが、この治療法の発見者はいかようにしてこの事実を突き止めたのか。興味が尽きないところではある。
 ともあれ、この治療法によって足の切断から救われるというのは何という朗報であろうか。人間の行動において歩行は人生そのものを左右するほどの意味を持っている。足切断はやはり今後の人生の転換を覚悟せざるを得なくなるわけだ。命と引き換えにすることはできないからやむを得ない選択であったとしても、誰しも足の切断からは逃れたいに決まっている。成功率90パーセントという高確率にも度肝を抜かれる思いがする。現在は保険適用外の治療法ということだが、いち早い保険適用が求められる案件だ。この治療法によって足切断の悲劇から多くの人を救うことができる。糖尿病患者にはいち早く知らせていくべき素晴らしいニュースであろう。
| 医学 | 14:54 | comments(8) | trackbacks(2) |

血液開発

 AとB、AB型の赤血球をO型の赤血球に変えることのできる酵素を米ハーバード大などの国際研究チームが開発した。米国の専門誌ネイチャー・バイオテクノロジー(電子版)に1日発表する。O型の血液は、どの血液型の患者にも輸血できるため、実用化すれば、輸血用血液の血液型の偏りを解消できる可能性がある。
 赤血球の表面は、毛のような糖鎖で覆われている。その糖鎖の先に結合している糖の種類によって、A、B、AB型に分かれ、何もついていないのがO型。結合している糖の種類が違うと輸血時に拒否反応が起きるため、O型以外の赤血球は輸血対象が限られる。緊急時など患者の血液型が不明な時はO型を使う。
-読売ONLINE-

現在のところ人類は血液を作り出す技術はなく、もっぱら血液確保は献血に依存している状況である。また血液は長期保存にも適しておらずその確保は人類の命題とも言える。今回の研究成果は血液を根本的に作り出すものではないが、よりバランスの良い血液供給への足がかりになるものと言えよう。A、B、AB型のそれぞれの血液をO型にすることが可能になったことは輸血機会・総量の増加に対応することができるということでもあり、より人命救助・安全確保の確度が向上すると見られる。
だが依然として血液そのものの不足状態は慢性的に続くと見られ、赤十字社の献血体制の強化が要請されるのみならず、献血意識の向上や献血を促進する広報事業等を社会全般からサポートしていく必要があることには変わりない。
| 医学 | 11:53 | comments(2) | trackbacks(1) |

異物認識・攻撃誘導 タンパク質の免疫解明

体液や細胞内のタンパク質が細菌、ウイルスなどの異物を認識し自然免疫反応を誘発するメカニズムを、東北大大学院薬学研究科の倉田祥一朗助教授(医薬資源化学)らのグループが解明した。
このタンパク質は「PGRP―LE」(LE分子)。研究グループは、ショウジョウバエを使った実験で、LE分子が持つ二つの働きを突き止めた。
一つは体液内で自己と異物を識別した後、細胞膜上の別の認識分子と結合、異物を攻撃する抗菌ペプチドの分泌を促すシグナルを細胞に送る。もう1つは、細胞内で体液から入り込んだ異物を認識、捕捉して細胞に直接、分泌のシグナルを出す機能だ。

LE分子は、倉田助教授の研究グループが2002年に発見した。自然免疫として異物を認識する働きは分かっていたが、細菌などへの反応を誘導するメカニズムは解明されていなかった。

免疫は、自然免疫と獲得免疫に大別される。ヒトなど高等脊椎(せきつい)動物特有の獲得免疫は、結核予防接種のように特定細菌を無害化する。
すべての生物の体内に存在する自然免疫は、LE分子を含めて13種類が見つかっている。複数の異物を識別して退治するのが特徴で、獲得免疫の働きを促進する機能もあるという。

東北大の矢野環研究員は「研究が進み、自然免疫反応を意図的に誘導できれば、現在の治療薬では対処できない病気に作用する薬剤開発につながる可能性がある」と話している。

免疫とヒトとの関係は長らく学問上の課題である。異物を認識する過程が明らかになることは、新種の病気に対しても有効な手立てとなり得る。科(医)学では病気の存在やそれが顕現する理由は解明できないが、発後の処置を分析・対処することには力を発揮していける立場にある。こうした学問が進むことは人類にとって好ましいことであろう。生物の異物を排除するシステムの精巧さには舌を巻くばかりである。
| 医学 | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

ES細胞培養−パーキンソン病克服へ光明

動物由来の培養成分を使わずに、ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)から高い効率で神経細胞を作り出すことに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)と京都府立医科大の研究グループが世界で初めて成功した。従来の動物成分を使った培養は感染症などの危険性が指摘され、人への臨床応用のために解決が求められていた。パーキンソン病患者への神経細胞移植など再生医療に道を開く成果。6日の米科学誌「米国科学アカデミー紀要」(電子版)で発表される。
京都大再生医科学研究所が国内で初めてヒトES細胞を作成しており、そのヒトES細胞を使った研究論文の第1号となる。
ES細胞の培養には増殖や分化を助ける何らかの成分が必要で、研究グループは既に、マウスの骨髄由来細胞を使い、サルのES細胞から神経細胞を作ることに成功。ヒトES細胞から神経細胞を作るため、胎児を包む「羊膜」を活用し、従来は不可能とされていた動物成分を使わない培養に成功した。羊膜は得やすく、外科などでの臨床応用で安全性は確かめられているという。
羊膜を薬剤処理して、ヒトES細胞を培養したところ、2週間で全体の9割以上が神経細胞になる前の神経前駆細胞に変化。さらに、約4週間の培養で、神経前駆細胞の約4割が成熟した神経細胞になり、うち3割がドーパミンを放出する神経細胞に分化した。また、運動神経細胞や水晶体細胞などを作ることにも成功したという。
パーキンソン病は、ドーパミンを作る脳の神経細胞が機能を失い運動障害が起こる難病。国内の患者は約10万人とされ、ES細胞からドーパミン神経細胞を作り移植する治療法が期待されている。治療法の確立には、サルを使った前臨床試験の後に、人の臨床試験が必要となる。

不治・難病と言われたパーキンソン病の方々にとって確かな朗報である。これから臨床期間を経なくてはいけないのだが、ヒトES細胞の培養成功は医学全体にとって革命的とも言えるだろう。ES細胞は様々な器官の可能態であるから、パーキンソン病に限らず、多くの病に対処していくことが可能となろう。

一方でこうした「ヒト」に関わる技術は高まれば高まるほど、「倫理」との競合が起きてくるのもまた事実。科学と倫理・宗教・哲学が最高度に調和した社会を望みたいが、課題は双方に山積であろう。それと「カネ」の問題もある。高度細胞医療(私が勝手にそう呼んでいる)には当然、相応のカネが必要になろう。細胞がカネで取引されることも資本主義社会では当然のことであるが、そうした細胞やそこから造られた臓器器官の取引きに関しては人間が一定のルールを定めておく必要があるだろう。出来うることなら、こうした人間そのものの取引に関して醜いトラブルは目にしたくない。

ともあれ、こうした技術の発展は嬉しいものだ。人間に対して更に「選択肢」を広げてくれる。今後の研究・臨床の結果を見守りたい。
| 医学 | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) |

HIV(エイズ)の根源

世界的に流行しているエイズウイルス(HIV)は、アフリカのカメルーン南東部に生息するチンパンジーから人間へ感染した可能性の高いことを、欧米とカメルーンの研究チームが初めて突き止めた。各地のチンパンジーが保有しているウイルスを比較して分かった。治療薬やワクチン開発につながる成果と期待される。

HIVの起源は、チンパンジーに感染するサル免疫不全ウイルス(SIV)といわれていた。研究チームは、カメルーン国内の10か所でチンパンジーのふんを採取。5か所のふんからSIVの遺伝子を検出した。分析の結果、遺伝子の構造(塩基配列)には地域差があり、同国南東部の2か所で検出されたSIVが、世界的に流行しているHIV(Mタイプ)と酷似していた。

とにかく撲滅に向けての研究が期待される。エイズは2次被害、3次被害が拡大されており、まさに人類の恐怖となっている。アジアでの拡大の一翼を日本が担っていると言う。
| 医学 | 16:55 | comments(19) | trackbacks(0) |

先読み能力

将棋やチェスなどで瞬時に数手先まで読むといった「先読み」の能力に、脳の前頭前野が深くかかわっていることが、東北大大学院医学系研究科の虫明(むしあけ)元(はじめ)教授(神経生理学)らのチームの動物実験でわかった。問題解決の手順を先読みする仕組みが解明されれば、複雑な問題を一瞬で解決する人工知能や、認知症の治療法の開発などに役立つという。
虫明教授らは、コンピューターの画面上の迷路を、3回のレバー操作でマークを移動させてゴールさせるようニホンザルを訓練、その際の前頭前野の神経活動を調べた。

実に興味深い内容だが、同時に脳の解明というのはまだまだ緒についたばかりなのだなと改めて感ずる。治療でも開発でもなく「ようやくわかってきた」という段階である。「先読み」とは不可視の領域に属するわけだが、この研究が進むことによって人間が持っている思想や宗教の捉え方も少しは解明されるであろうか。今のところ人類はこの分野に関しては何ら帰納的なアプローチが出来ていないのである。

このところ天文分野の学問は停滞傾向にあるが、脳科学は新鮮かつ興味深い成果が出始めているように思う。
| 医学 | 17:25 | comments(2) | trackbacks(0) |

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