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異物認識・攻撃誘導 タンパク質の免疫解明

体液や細胞内のタンパク質が細菌、ウイルスなどの異物を認識し自然免疫反応を誘発するメカニズムを、東北大大学院薬学研究科の倉田祥一朗助教授(医薬資源化学)らのグループが解明した。
このタンパク質は「PGRP―LE」(LE分子)。研究グループは、ショウジョウバエを使った実験で、LE分子が持つ二つの働きを突き止めた。
一つは体液内で自己と異物を識別した後、細胞膜上の別の認識分子と結合、異物を攻撃する抗菌ペプチドの分泌を促すシグナルを細胞に送る。もう1つは、細胞内で体液から入り込んだ異物を認識、捕捉して細胞に直接、分泌のシグナルを出す機能だ。

LE分子は、倉田助教授の研究グループが2002年に発見した。自然免疫として異物を認識する働きは分かっていたが、細菌などへの反応を誘導するメカニズムは解明されていなかった。

免疫は、自然免疫と獲得免疫に大別される。ヒトなど高等脊椎(せきつい)動物特有の獲得免疫は、結核予防接種のように特定細菌を無害化する。
すべての生物の体内に存在する自然免疫は、LE分子を含めて13種類が見つかっている。複数の異物を識別して退治するのが特徴で、獲得免疫の働きを促進する機能もあるという。

東北大の矢野環研究員は「研究が進み、自然免疫反応を意図的に誘導できれば、現在の治療薬では対処できない病気に作用する薬剤開発につながる可能性がある」と話している。

免疫とヒトとの関係は長らく学問上の課題である。異物を認識する過程が明らかになることは、新種の病気に対しても有効な手立てとなり得る。科(医)学では病気の存在やそれが顕現する理由は解明できないが、発後の処置を分析・対処することには力を発揮していける立場にある。こうした学問が進むことは人類にとって好ましいことであろう。生物の異物を排除するシステムの精巧さには舌を巻くばかりである。
| 医学 | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

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