スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
<< 卵子だけから子、成功率3割=マウス遺伝子操作、実用水準に−東京農大 | main | ゴリラと人間の分岐点、定説はるか以前?…新種の化石発見 >>

排出権取引で環境改善?

 日本郵政公社は21日、平成20年用年賀はがきとして「カーボンオフセット」仕様の寄付金付き年賀はがきを発売すると発表した。寄付金の目的を限定した年賀はがきは初めて。カーボンオフセットとは、日常生活での二酸化炭素(CO2)排出を、植林やクリーンエネルギー事業支援で相殺し、地球温暖化防止を進める考え方のこと。近年、欧米で急速に広がっている。寄付金付き年賀はがきの販売価格は55円で、このうちの寄付金5円は排出権取引に活用する。発行枚数は1億枚。
 1億枚分の寄付で直近の取引相場だとCO2約15万6000トン分の排出権を取得でき、京都議定書で定められた温室効果ガス削減目標「6%」の0・2ポイント分に相当するという。
-産経新聞-

 いつも首を傾げながら話題を聞いているのだが、この「排出権取引」という奇怪な考え方にはどうしても賛同できない。二酸化炭素の排出枠を勝手に人間が定めて、その余剰部分を取引の対象にするというおぞましい考え方をどうして許容できよう。大体、規定量まで排出しなかった二酸化炭素量を金になるからと言ってギリギリまで埋めてやろうという、人間の身勝手極まりない論理に断じて非を鳴らしたい。排出しない分だけそのままにすれば環境にプラスになるではないか。それを売ったり買ったりするなど、タガの外れた人類の欲望むき出しのスタンスそのものであろう。
 つくづく笑止な取り決めである。人間はどこまで愚かに堕せば気が済むのか。地球温暖化が叫ばれるものの、その対策にこうした茶番劇を組み入れることが非常に残念であるとの思いは決して私だけが持つものではあるまい。
| 科学政策 | 13:40 | comments(2) | trackbacks(0) |

スポンサーサイト

| - | 13:40 | - | - |
Comment
何をするにもお金が必要なのは周知の事実なので、こうした取り組みについて、私は否定しません。
でも、明士さんも仰っているとおり、「排出権」という取り決め枠をお金でやりとりするという感覚が私にはどうしても理解できません。
「XX国はCO2をあまり排出しないから、その分をうちにXX円で譲ってくれない?」…地球全体のことを考えたら、どう考えてもおかしいっしょ。
そもそも排出権なるものもどういう裏付けから決められたものか、今ひとつはっきりしませんし(どうも先進国の思惑だけで決められた気がしてなりません)、考えなければならないことは、まず「CO2を排出しない」と言うことのはず。事がお金で解決するなら、結局は世界の超大国のひとり勝ちにしかなりません。
2007/08/23 9:20 AM, from Kyao
>地球全体のことを考えたら、どう考えてもおかしいっしょ。

そうなんです。まさにそこなんです。地球全体の環境保全のために立ち上げた組織でありながら、そんな調子で経済観念が相当に入り込んでいるわけです。見ているだけでイライラしますよね。

>どうも先進国の思惑だけで決められた気がしてなりません

そのお考えに近い現実だろうと思います。また、リアルな考え方として「経済人」の跳梁跋扈が考えられますね。途上国は必然的に二酸化炭素の排出が少量になるでしょうから、排出権を売る側に回る可能性は高いはずです。途上国にも経済が回るような論理に組上げているのかもしれませんね。そうすることで先進国と呼ばれる国の経済人が途上国にも参入・介入できるきっかけを作り出すというシナリオもないわけではなさそうです。

いずれにしても地球環境を第一義として成り立っているとは考えにくいです。それ自体が非常に悲しいことですよね。
2007/08/23 3:31 PM, from Meishi









Trackback
url: http://science-watch.jugem.jp/trackback/41

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
Profile
Sponsored links
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Recent trackback
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM